どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。
9/28にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。
最新バージョンは 2.36.140.23262 となりました。
今回も更新情報や以前との変更点をまとめて今後の参考としたいと思います。
更新情報はMicrosoftのPower Automate公式blogでも公開されているので、気になる方は定期的にチェックしてみて下さい。
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/
また、ホームに最新情報からもアップデート情報が確認できます。
アップデート方法
PA4dの更新タイミングになると、以下の更新ウィンドウが表示されますので "更新ボタン" をクリックして最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
もし表示されない場合はPA4dの設定 > 更新プログラムの確認 をクリックすることで上記の更新を行うことが可能です。
端末によっては更新プログラムの確認を行っても、"最新バージョンをインストール済み"と表示されてしまうこともありますので、
その場合は下記リンクをクリックしてPADのインストーラー(Setup.Microsoft.PowerAutomate.exe)をダウンロードし、アップデートを行いましょう。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2102613https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
アップデート内容
新しい SharePoint アクションが追加されました
本アップデートで、SharePointアクションに新しく以下18種類のアクションが追加されました。
- AI Builder モデルの結果を使用してファイル プロパティを更新する
- Microsoft Syntex を使用してドキュメントを生成する
- アイテムまたはファイルの共有を停止します
- アイテムやファイルの変更を取得する(プロパティのみ)
- コンテンツの承認状態を設定します
- ファイルのプロパティの更新
- ファイルのプロパティの取得
- ファイルの取得(プロパティのみ)
- 項目の更新
- 項目の作成
- 項目の削除
- 項目の取得
- 新しいフォルダーの作成
- 添付ファイルのコンテンツの取得
- 添付ファイルの削除
- 添付ファイルの取得
- 添付ファイルの追加
- 複数の項目の取得
SharePoint上のアイテムに対する処理の種類がより増えたことに加え、AIを活用した処理が使用できるようになりました。
新しい 作業キュー アクション が追加されました
本アップデートで、作業キュー アクションに新しく「アイテムをキューに再登録して遅延を追加する」アクションが追加されました。
対象としたい作業フローを選択することで、Power Automateで次回実行するフローとして登録することができ、かつ既定の日時まで実行を待機することができます。
Microsoft Forms のアクションが追加されました
新たにMicrosoft Forms の「応答の詳細を取得する」アクションが追加されました。
基本的にはFormsのアンケートが投稿される等をトリガーとしてフローが実行された際に、アンケートのフォーム IDを選択することで、回答内容を取得することができます。
OneDrive のアクションが追加されました
新たに「OneDrive」のアクショングループが追加されました。
以前追加されたOneDrive for Business のアクション同様以下の20種類がアクションに加わり、個人向けOneDriveの操作にも対応しました。
RSS のアクションが追加されました
新たに「RSS」のアクショングループが追加されました。
「すべての RSS フィード項目を一覧表示します」アクションでは、選択したURLの更新情報を受け取ることができます。
Web ページからデータを抽出する アクションにオプションが追加されました
「Webページからデータを抽出する」アクションに 次のページの物理クリックを送信 オプションが追加されました。
アクション内でページャーを設定した際に使用することが可能です。
まとめ
今回のアップデートでは以下の改善、機能の追加が行われました。
- 新しい SharePoint アクションが追加されました
- 新しい 作業キュー アクション が追加されました
- Microsoft Forms のアクションが追加されました
- OneDrive のアクションが追加されました
- RSS のアクションが追加されました
- Web ページからデータを抽出する アクションにオプションが追加されました
今回もアップデート内容についてまとめてみました。
過去から含めて、相当な数のPower Automateに関するアクションが追加され、PA4d側からPower Automateを操作する自由度が非常に上がってきたと感じます。
アップデートに関してはこれからも記事としてわかりやすくまとめていきたいと思いますので、ぜひまたチェックして頂けますと幸いです。