どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。
10/23にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。
最新バージョンは 2.49.177.24289 となりました。
今回も更新情報や以前との変更点をまとめて今後の参考としたいと思います。
更新情報はMicrosoftのPower Automate公式blogでも公開されているので、気になる方は定期的にチェックしてみて下さい。
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/
また、ホームに最新情報からもアップデート情報が確認できます。
アップデート方法
PA4dの更新タイミングになると、以下の更新ウィンドウが表示されますので "更新ボタン" をクリックして最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
もし表示されない場合はPA4dの設定 > 更新プログラムの確認 をクリックすることで上記の更新を行うことが可能です。
端末によっては更新プログラムの確認を行っても、"最新バージョンをインストール済み"と表示されてしまうこともありますので、
その場合は下記リンクをクリックしてPADのインストーラー(Setup.Microsoft.PowerAutomate.exe)をダウンロードし、アップデートを行いましょう。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2102613https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
アップデート内容
資産ライブラリで使用できるコネクタが追加されました
資産ライブラリに、新たに「コネクタ(プレビュー)」のタブが追加されました。
追加したいコネクタを選択して追加することで、アクションとして使用することが可能となります。
追加できるコネクタは多岐にわたるため、紹介は割愛しますが、Google、PowerBI、PowerApps、Plannerなどのコネクタが用意されています。
Web自動化がCitrixおよびRDPセッションでサポートされるようになりました
リモートデスクトップ接続したPC上でフローを作成する際、これまではデスクトップアプリケーションのUI要素のみ取得可能でしたが、
新規にWebブラウザ上のUI要素が取得可能となりました。
UIオートメーション グループのデータ抽出に「テーブルからデータを抽出する」アクションが追加されました
UIオートメーション グループのデータ抽出アクションに「テーブルからデータを抽出する」アクションが新たに追加されました。
これまでは、アプリケーション上のデータテーブルからデータを取得する場合は、「ウィンドウからデータを抽出する」アクションを活用して
データを取得する必要がありましたが、「テーブルからデータを抽出する」アクションが追加されたことで、より簡単にデータが取得できるようになりました。
作業キュー アクショングループに新たなアクションが追加されました
作業キュー アクショングループに
- 複数の作業キュー項目を追加する
- フィルターで作業キュー項目を取得する
の2アクションが追加されました。
まとめ
今回のアップデートでは以下の改善、機能の追加が行われました。
- 資産ライブラリで使用できるコネクタが追加されました
- Web自動化がCitrixおよびRDPセッションでサポートされるようになりました
- UIオートメーション グループのデータ抽出に「テーブルからデータを抽出する」アクションが追加されました
- 作業キュー アクショングループに新たなアクションが追加されました
とうとうPower Automateのコネクタが資産ライブラリから追加可能となったことで、自動化可能な幅が非常に広がりました。
アップデートに関してはこれからも記事としてわかりやすくまとめていきたいと思いますので、ぜひまたチェックして頂けますと幸いです。