CSVファイルから読み取る アクションは、CSVファイルの内容をデータテーブル形式で読み取るアクションです。
ダウンロードしたCSVファイルから必要なデータのみを取得する、といった使い方をすることで、Excelアクションと異なりファイルを開く手間を省くことが可能です。
アクションの使い方
追加方法
アクションの「ファイル」グループより、「CSV ファイルから読み取る」アクションを選択し、ドラッグアンドドロップ もしくは ダブルクリックすることでフローに追加できます。
パラメータ
アクションを追加した際に、パラメータを設定します。
各パラメータと詳細について以下で説明します。
ファイル パス
条件の対象となるファイルのフルパス(場所)を設定します。
処理が上手くいかない場合は、拡張子など、入力漏れがないか確認しましょう。
エンコード
テキストを取得する際の文字コードを選択します。
文字コードは以下7種類から選択できます。
システムの規定値を選んだ場合は Shift-JIS 形式で取得されます。
Excelファイルなどの形式はこのShift-JIS形式で取得できます。
- システムの規定値
- UTF-8
- Unicode
- Unicode(ビッグ エンディアン)
- UTF-8(バイト オーダー マークなし)
- Unicode(バイト オーダー マークなし)
- ASCⅡ
フィールドのトリミング
フィールドのトリミングをオンにすると、データの両端に空白があった場合、削除して取得します。
最初の行に列名が含まれています
オンにすると1行目の値を列名として取得します。
列名として変数に取得すると、データテーブルの値を列名で指定できます。
列区切り記号
定義済み
定義済みとした場合、以下区切り記号の設定を行います。
CSVの各データが区切られている記号に合わせて設定することで、一まとめになっているデータを分割することができます。
- コンマ( , )(システムの規定値)
- セミコロン( ; )
- タブ( )
カスタム
カスタムとした場合、任意の区切り記号を設定します。
区切り記号は直接入力、もしくは変数から設定が可能です。
列の幅を固定する
対象のCSVファイルが固定長形式である場合は、列の幅を固定する を設定します。
固定長形式の場合は、各列の文字列が何文字あるかをそれぞれ設定しましょう。
例として、データが3列あり、1列目が4文字、2列目が5文字、3列目が4文字である場合は、「4,5,4」と入力します。
生成された変数
アクション実行時に設定した名前の変数が生成されます。
デフォルトの名前
%CSVTable%
取得結果イメージ
データ型
データテーブル型
変数の用途
CSVファイルの情報がデータテーブル型で変数に格納されます。
基本的にはデフォルトの名前のまま使用して問題ないですが、複数のファイルから情報を取得する場合は判別しやすくするため、分かりやすい名前を付けておきましょう。
発生する可能性があるエラー
CSVの読み取りに失敗しました、インポートに失敗しました
CSVファイルからデータを取得できなかった場合に発生するエラーです。
ファイルが存在しているか、存在している場合は列記号などの取得条件に誤りがないか確認してみましょう。
Power Automate for desktop アクション一覧
Power Automate for desktopのアクション一覧と使い方を以下でまとめています。
是非参考としてみて下さい。
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