Excel ワークシート内のセルをアクティブ化 アクションの使い方【Power Automate for desktop】

Excel ワークシート内のセルをアクティブ化 アクションは、対象のExcelファイルにて単一のセルを選択（アクティブ化）するアクションです。
複数のセルを範囲選択（アクティブ化）したい場合は「Excelワークシート内のセルを選択」アクションを使用しましょう。

アクティブなセルとは以下のように、選択された状態を指します。
セルに対してショートカットキーによる操作を行うときなどに活用できます。

セルを選択するためには、Excelインスタンスが必要となるため、事前に「Excelの起動」アクション、もしくは「実行中のExcelに添付」アクションで対象とするExcelファイルを開いた状態としておきましょう。

アクションの使い方

追加方法

アクションの「Excel」グループより、「Excel ワークシート内のセルをアクティブ化」アクションを選択し、ドラッグアンドドロップ もしくは ダブルクリックすることでフローに追加できます。

パラメータ

アクションを追加した際に、パラメータを設定します。
各パラメータと詳細について以下で説明します。

Excel インスタンス

取得対象とするExcelのインスタンスを設定します。
Excelのインスタンスは「Excel の起動」アクション、もしくは「実行中のExcel に添付」アクションで取得できるので、本アクションより前に追加しておきましょう。

Excelのインスタンスは、変数を直接入力するか、ドロップダウンリストから選択することができます。
ドロップダウンリストには作成したインスタンスのみ表示されるので、基本的にはこちらから選択すると良いでしょう。

アクティブ化

絶対位置と相対位置でセルをアクティブ化することができます。

絶対位置で指定したセル

アクティブ化するセルの列と行を指定してアクティブ化します。

相対位置で指定したセル

アクティブ化するセルを、現在選択されているセルからの相対位置で指定してアクティブ化します。
方向は上、下、左、右の4種類から選択でき、設定した方向に対してオフセットの値分移動したセルをアクティブ化します。

生成された変数

アクション実行時に変数は生成されません。

発生する可能性があるエラー

引数 'OffsetFromActiveCell'は整数値である必要があります。

アクティブなセルからのオフセット に文字列を入力した場合に発生するエラーです。
入力値が数字か、また全角になっていないかを確認してみましょう。

セルをアクティブ化できませんでした

対象のセルをアクティブ化できない場合に発生するエラーです。
Excelの指定可能な範囲を超えた列、行の値や、オフセット値を設定した場合にこのエラーが発生します。
また、対象のExcelファイルが本アクション前に閉じられてしまっている、といった場合にもこのエラーが発生します。
設定内容がおかしくないか、処理の流れで対象としているExcelファイルがアクション、もしくはExcel側の処理で閉じられていないかを確認してみましょう。

Power Automate for desktop アクション一覧

Power Automate for desktopのアクション一覧と使い方を以下でまとめています。
是非参考としてみて下さい。