対象のExcelファイルに存在するマクロを実行するアクションです。
マクロを実行する際は、Excelインスタンスが必要となるため、事前に「Excelの起動」アクション、もしくは「実行中のExcelに添付」アクションで対象とするExcelファイルを開いた状態としておきましょう。
アクションの使い方
追加方法
アクションの「Excel」グループより、「Excelマクロの実行」アクションを選択し、ドラッグアンドドロップ もしくは ダブルクリックすることでフローに追加できます。
パラメータ
アクションを追加した際に、パラメータを設定します。
各パラメータと詳細について以下で説明します。
Excel インスタンス
操作対象とするExcelのインスタンスを設定します。
Excelのインスタンスは「Excel の起動」アクション、もしくは「実行中のExcel に添付」アクションで取得できるので、本アクションより前に追加しておきましょう。
Excelのインスタンスは、変数を直接入力するか、ドロップダウンリストから選択することができます。
ドロップダウンリストには作成したインスタンスのみ表示されるので、基本的にはこちらから選択すると良いでしょう。
マクロ
実行するマクロの名称を設定します。
実行できるマクロはExcelの開発タブ > マクロより確認することができます。
その他、本アクションでアドインも実行可能です。
その場合実行できるマクロの名称は、開発 > Visual Basic より使用するModuleのプロシージャ名(Sub ~~の部分)を確認しましょう。
また、実行するマクロに引数を渡したい場合は、「 ; 」(セミコロン)で区切ることで引数を設定し渡すことができます。
引数は複数設定することができ、例えばAと1の引数を渡したい場合は、「テストマクロ;A;1」と設定することで、Aと1の値を引数として渡すことができます。
生成された変数
アクション実行時に変数は生成されません。
発生する可能性があるエラー
マクロを実行できませんでした
対象のマクロが実行できない場合に発生するエラーです。
対象のExcelファイルに設定した名称のマクロがない場合や、指定のマクロで実行時エラー、コンパイルエラーが発生しているなどが原因で発生することが多いです。
アドインの場合、Excel起動時に読み込めておらず、マクロが実行できていない可能性もあります。
対象のExcelに設定したマクロが存在するか、マクロ単体で実行できるかを確認してみましょう。
Power Automate for desktop アクション一覧
Power Automate for desktopのアクション一覧と使い方を以下でまとめています。
是非参考としてみて下さい。
Power Automate for desktop アクション一覧・使用方法
Power Automate for desktopのアクションをグループごとにまとめています。 目次から目的のアクショングループを選択して参照ください。 各アクションの使用方法については、アクション ...
続きを見る