どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。
10/19にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。
最新バージョンは 2.25.59.22280 となりました。
今回も更新情報や以前との変更点をまとめて今後の参考としたいと思います。
更新情報はMicrosoftのPower Automate公式blogでも公開されているので、気になる方は定期的にチェックしてみて下さい。
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/
アップデート方法
PA4dの更新タイミングになると、以下の更新ウィンドウが表示されますので "更新ボタン" をクリックして最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
もし表示されない場合はPA4dの設定 > 更新プログラムの確認 をクリックすることで上記の更新を行うことが可能です。
端末によっては更新プログラムの確認を行っても、"最新バージョンをインストール済み"と表示されてしまうこともありますので、
その場合は下記リンクをクリックしてPADのインストーラー(Setup.Microsoft.PowerAutomate.exe)をダウンロードし、アップデートを行いましょう。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2102613https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
アップデート内容
デスクトップフローを複数同時に選択できるようになりました
PA4dのコンソール上でデスクトップフローを複数同時に選択可能となりました。
このことにより、9月のアップデートで追加されたデスクトップフローのショートカットを作成する機能で、複数のフローのショートカットを同時に作成したり、不要なフローをまとめて削除することが可能となりました。
デスクトップフローのショートカットを作成する機能は有償ライセンスが必要となる点には注意しましょう。
最上部のアイコンをクリックすると、すべてのフローをまとめて選択できます。
また、フローを単体で選択した際に、フローの操作メニューが画面上部にも表示されるようになりました。
仮想デスクトップ用 Power Automate エージェントが一般公開されました
7月のアップデートで追加された、仮想デスクトップ用 Power Automate エージェントの機能が一般公開されました。
仮想デスクトップ用 Power Automate エージェントを使用することで、リモートデスクトップで接続した先のUI要素を取得し、操作を行うことが可能となります。
詳細は7月のアップデートの記事を参照ください。
フローサンプルにスクリプトの項目が追加されました
フローサンプル(例)に新しくスクリプトのサンプルが7件追加されました。
追加された項目は以下となります。
特に「VBScriptでExcelをPDFに変換する」の操作は、よく普段の作業でも使用されやすい操作となるため参考となるでしょう。
まとめ
今回のアップデートでは以下の改善、機能の追加が行われました。
- デスクトップフローを複数同時に選択できるようになりました
- 仮想デスクトップ用 Power Automate エージェントが一般公開されました
- フローサンプルにスクリプトの項目が追加されました
今回もアップデート内容についてまとめてみました。
今回は主に以前の機能強化や一般公開がメインとなりました。デスクトップフローが複数選択できるようになったことでより楽に処理が可能となりましたね。
内容によっては公式ブログに記載されていない項目もあるため、もしまた変更点を見つけた際は更新していきたいと思います。
アップデートに関してはこれからも記事としてわかりやすくまとめていきたいと思いますので、ぜひまたチェックして頂けますと幸いです。