どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。
10/5 にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。
最新バージョンは 2.24.179.22266 となりました。
今回も更新情報や以前との変更点をまとめて今後の参考としたいと思います。
更新情報はMicrosoftのPower Automate公式blogでも公開されているので、気になる方は定期的にチェックしてみて下さい。
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/
アップデート方法
PA4dの更新タイミングになると、以下の更新ウィンドウが表示されますので "更新ボタン" をクリックして最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
もし表示されない場合はPA4dの設定 > 更新プログラムの確認 をクリックすることで上記の更新を行うことが可能です。
端末によっては更新プログラムの確認を行っても、"最新バージョンをインストール済み"と表示されてしまうこともありますので、
その場合は下記リンクをクリックしてPADのインストーラー(Setup.Microsoft.PowerAutomate.exe)をダウンロードし、アップデートを行いましょう。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2102613https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
アップデート内容
レコーダーの機能が追加され、性能が向上しました
レコーダーに新たな機能が追加され、性能が向上しました。
追加された機能としては以下となります。
- 右クリックを送信
- 要素にカーソルを置く
- 要素で左クリックする
- 親UI要素の選択
- ドロップダウン オプションを選択
クリックを送信 の項目を選択した場合は、「Webページのリンクをクリック」アクションが、要素にカーソルを置く の項目を選択した場合は「Webページの要素にマウスをポイント」アクションが追加されます。
ドロップダウン オプションを選択の項目は、ドロップダウンリストを対象とした時のみ表示されます。
項目を選択すると、ドロップダウンリスト内の各項目を選択できます。
このことにより、レコーダーで作成できるフローの幅がさらに広がりました。
フローのショートカットが作成可能となりました
PA4dのコンソール上から、フローの・・・をクリックすると表示されるメニューに、「デスクトップ ショートカットを作成」の項目が追加されました。
デスクトップ ショートカットを作成 を選択すると、デスクトップ上にフローのショートカットが作成されます。
ショートカットをダブルクリックすると、対象となるフローが実行されます。
本機能の追加で、フローのショートカットが簡単に作成できるようになりました。
フローのショートカットを使用することで、フローの作成者以外にも簡単にフローが実行可能となるため、PA4dをより活用しやすくなるかと思います。
Webページの一部UI要素が取得できない不具合が解消されました
Ver2.23で発生していた、UI要素を取得する際の赤枠は表示されるが、Ctrl + 左クリックで取得した際、UI 要素ピッカーにUI要素が追加されない、といった不具合が確認する限りでは解消されました。
以前は発生していたWebページやブラウザーでも問題なくUI要素が取得することができます。
不具合の詳細は以下の記事を参照してください。
2022年8月のアップデート内容&アップデート手順【Power Automate for desktop】
どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。 8/15にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。 最新バージョンは 2.23.114 ...
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まとめ
今回のアップデートでは以下の改善、機能の追加が行われました。
- レコーダーの機能が追加され、性能が向上しました
- フローのショートカットが作成可能となりました
- Webページの一部UI要素が取得できない不具合が解消されました
今回もアップデート内容についてまとめてみました。
フローのショートカットが作成できるようになったことで、誰もがより作成したフローに触れやすくなったかと思います。
内容によっては公式ブログに記載されていない項目もあるため、もしまた変更点を見つけた際は更新していきたいと思います。
アップデートに関してはこれからも記事としてわかりやすくまとめていきたいと思いますので、ぜひまたチェックして頂けますと幸いです。