Power Automate for desktop アクションの使い方

Case アクションの使い方【Power Automate for desktop】

Case アクションは、If アクション同様、設定した条件に合致した場合のみに特定の処理を行う、条件分岐のアクションです。
If アクションと異なる点として、Case アクション単体で使用せず、必ずSwitch アクションとセットで使用します。
Switch アクションで対象を設定し、Case アクションで条件を設定する仕様のため、同じ対象に対して処理を行う場合はIf アクションの様に毎回対象を設定する必要がなく、効率的かつ読みやすいフローとすることができるので是非活用しましょう。

 

 

アクションの使い方

 

追加方法

アクションの「条件」グループより、「Case」アクションを選択し、ドラッグアンドドロップ もしくは ダブルクリックすることでフローに追加できます。

 

 

パラメータ

アクションを追加した際に、パラメータを設定します。
各パラメータと詳細について以下で説明します。

 

 

演算子

 

処理を行うための条件を設定します。
Switch アクションで設定した値と、Case アクションの "比較する値" を比較した際、"演算子" で設定した条件に合致している場合に処理が行われます。
条件はドロップダウンをクリックすることで表示され、全部で以下紹介する14種類あります。
説明は分かりやすい様 If アクションを元にしているため、"最初のオペランド"をSwitch アクションの値、"2番目のオペランド" をCase アクションの"比較する値"と読み替えてご覧ください。

 

 

  • と等しい(=)

"最初のオペランド" と ”2番目のオペランド” の値が同じである場合に処理が行われます。

 

 

  • と等しくない(<>)

"最初のオペランド" と ”2番目のオペランド” の値が同じでない場合に処理が行われます。

 

 

  • より大きい(>)

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値より大きい場合に処理が行われます。
より大きい を選択した場合、オペランドに設定する値は数値型である必要があります。

 

 

  • 以上である(>=)

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値以上である場合に処理が行われます。
以上 のため、値が同等である場合も処理対象となります。
以上である を選択した場合、オペランドに設定する値は数値型である必要があります。

 

 

  • より小さい(<)

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値より小さい場合に処理が行われます。
より小さい を選択した場合、オペランドに設定する値は数値型である必要があります。

 

 

  • 以下である(<=)

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値以下である場合に処理が行われます。
以下 のため、値が同等である場合も処理対象となります。
以下である を選択した場合、オペランドに設定する値は数値型である必要があります。

 

 

  • 次を含む

"最初のオペランド" の値に ”2番目のオペランド” の値が含まれている場合に処理が行われます。
"大文字と小文字を区別しない" をオンにした場合、a と A といったアルファベットの大文字、小文字は同じ文字として扱われます。

 

 

  • 次を含まない

"最初のオペランド" の値に ”2番目のオペランド” の値が含まれていない場合に処理が行われます。
"大文字と小文字を区別しない" をオンにした場合、a と A といったアルファベットの大文字、小文字は同じ文字として扱われます。

 

 

  • 空である

"最初のオペランド" の値が空である(nullである)場合に処理が行われます。
空である を選択した場合、"2番目のオペランド"は設定しません。

 

 

  • 空でない

"最初のオペランド" の値が空でない場合に処理が行われます。
空でない を選択した場合、"2番目のオペランド"は設定しません。

 

 

  • 先頭

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値からはじまる場合に処理が行われます。
"大文字と小文字を区別しない" をオンにした場合、a と A といったアルファベットの大文字、小文字は同じ文字として扱われます。

 

 

  • 先頭が次でない

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値からはじまらない場合に処理が行われます。
"大文字と小文字を区別しない" をオンにした場合、a と A といったアルファベットの大文字、小文字は同じ文字として扱われます。

 

 

  • 末尾

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値で終わる場合に処理が行われます。
"大文字と小文字を区別しない" をオンにした場合、a と A といったアルファベットの大文字、小文字は同じ文字として扱われます。

 

 

  • 末尾が次でない

"最初のオペランド" の値が ”2番目のオペランド” の値で終わらない場合に処理が行われます。
"大文字と小文字を区別しない" をオンにした場合、a と A といったアルファベットの大文字、小文字は同じ文字として扱われます。

 

 

比較する値

 

比較対象となる値を設定します。
前述した Switch アクションで設定した値と比較し、"演算子" で設定した条件と合致している場合にCase アクション内の処理が行われます。

 

 

生成された変数

 

アクション実行時に変数は生成されません。

 

発生する可能性があるエラー

case ステートメントは switch ブロックの外部に置けません

CaseアクションをSwitchアクション外に追加した際に発生するエラーです。
CaseアクションがSwitchアクション内にあるか、そもそもSwitchアクションが存在するかと確認してみましょう。

 

Power Automate for desktop アクション一覧

Power Automate for desktopのアクション一覧と使い方を以下でまとめています。
是非参考としてみて下さい。

 

Power Automate for desktop アクション一覧・使用方法

Power Automate for desktopのアクションをグループごとにまとめています。 目次から目的のアクショングループを選択して参照ください。 各アクションの使用方法については、アクション ...

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