どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。
11/14にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。
最新バージョンは 2.38.182.23307 となりました。
今回も更新情報や以前との変更点をまとめて今後の参考としたいと思います。
更新情報はMicrosoftのPower Automate公式blogでも公開されているので、気になる方は定期的にチェックしてみて下さい。
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/
また、ホームに最新情報からもアップデート情報が確認できます。
アップデート方法
PA4dの更新タイミングになると、以下の更新ウィンドウが表示されますので "更新ボタン" をクリックして最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
もし表示されない場合はPA4dの設定 > 更新プログラムの確認 をクリックすることで上記の更新を行うことが可能です。
端末によっては更新プログラムの確認を行っても、"最新バージョンをインストール済み"と表示されてしまうこともありますので、
その場合は下記リンクをクリックしてPADのインストーラー(Setup.Microsoft.PowerAutomate.exe)をダウンロードし、アップデートを行いましょう。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2102613https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
アップデート内容
コンソールとフローデザイナーにCopilot機能が追加されました
PA4dのコンソールとフローデザイナー上にCopilot機能が追加されました。
現在はまだプレビュー版かつ英文のみの対応ですが、Copilotに質問を選択、もしくは入力すると、対話式で回答をしてもらうことができます。
スクリプト アクショングループにCopilotによるスクリプト生成機能が追加されました
スクリプト アクショングループに属するアクションに、Copilotによるスクリプト生成機能が追加されました。
対象のアクションは以下の5種類です。
- DOS コマンドの実行
- VBScript の実行
- JavaScript の実行
- PowerShell スクリプトの実行
- Python スクリプトの実行
各アクション内の「Generate script with Copilot」をクリックすると、文章からスクリプトを生成できます。
例として、ファイル名を変更するスクリプトを生成してみます。
Prompt に実行したい操作を200文字以内で入力し、「Regenerate」をクリックすると自動でスクリプトが生成されます。
Use this script をクリックすることで、生成したスクリプトがアクションに反映されます。
SAP 自動化 アクション が追加されました
新たに「SAP 自動化」のアクショングループが追加され、以下の6種類のアクションが使用可能となりました。
起動やセッションの作成、トランザクションの実行などが行えます。
SAPを活用しているユーザーにとっては非常にうれしいアップデートですね。
まとめ
今回のアップデートでは以下の改善、機能の追加が行われました。
- コンソールとフローデザイナーにCopilot機能が追加されました
- スクリプト アクショングループにCopilotによるスクリプト生成機能が追加されました
- SAP 自動化 アクション が追加されました
今回のアップデートはCopilot関連がメインとなりました。
PA4dでも生成AIであるCopilot機能を活用して、ノーコードでスクリプトも生成できてしまいました。
その内、フロー自体もCopilotを介して簡単なものなら自動で作成できてしまいそうですね。
アップデートに関してはこれからも記事としてわかりやすくまとめていきたいと思いますので、ぜひまたチェックして頂けますと幸いです。