どうも、黒井(@Kuroi_engineer)です。
4/20にPower Automate for desktop(以下PA4d)のアップデートが配信されました。
最新バージョンは 2.31.105.23101 となりました。
今回も更新情報や以前との変更点をまとめて今後の参考としたいと思います。
更新情報はMicrosoftのPower Automate公式blogでも公開されているので、気になる方は定期的にチェックしてみて下さい。
https://powerautomate.microsoft.com/en-us/blog/
また、前回のアップデートより、PA4dのホームに最新情報が公開されるようになりました。
こちらからもアップデート情報が確認できます。
アップデート方法
PA4dの更新タイミングになると、以下の更新ウィンドウが表示されますので "更新ボタン" をクリックして最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
もし表示されない場合はPA4dの設定 > 更新プログラムの確認 をクリックすることで上記の更新を行うことが可能です。
端末によっては更新プログラムの確認を行っても、"最新バージョンをインストール済み"と表示されてしまうこともありますので、
その場合は下記リンクをクリックしてPADのインストーラー(Setup.Microsoft.PowerAutomate.exe)をダウンロードし、アップデートを行いましょう。
https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2102613https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
アップデート内容
ショートカットによるフローの実行機能が追加されました
PA4dのコンソール画面とプロパティにて、ショートカットが設定できるようになりました。
・コンソール画面
コンソール画面上の設定 > 全般 内にショートカット機能が追加されています。
フローの停止は、初期設定として Ctrl + Shift + Alt + T の組み合わせが設定されています。
フローの一時停止 / 再開、もしくはフローを停止する のテキストフィールドをクリックした状態で、
ショートカットに設定したいキーを押すことで、ショートカットを設定できます。
また、フローごとに実行のショートカットが設定可能で、フローのプロパティから設定できます。
UI要素のセレクターをテストする機能が追加されました
アプリケーション、もしくはWebから取得したセレクターのテストが可能となりました。
セレクターのテストを実施することで、そのセレクターがフロー実行時にエラーとなるか、事前に確認することができます。
そのため、以前の様にフローの実行を繰り返すことでテストを行う必要はなくなりました。
テスト機能は、テストを実行したいセレクターの編集画面から実行できます。
Web操作の場合は、対象となるタブを設定することで、テストを実行できます。
iframe内の要素が取得可能となりました
Webページ内に存在する、iframe内のWeb要素を簡単に取得することが可能となりました。
iframeは、以下のようなWebページ上に埋め込まれている Googleマップ といった地図など、他のページが埋め込みされている要素となります。
まとめ
今回のアップデートでは以下の改善、機能の追加が行われました。
- ショートカットによるフローの実行機能が追加されました
- UI要素のセレクターをテストする機能が追加されました
- iframe内の要素が取得可能となりました
今回もアップデート内容についてまとめてみました。
特にセレクターのテスト機能が大きなアップデートで、テストの効率が大幅に上がりました。
アップデートに関してはこれからも記事としてわかりやすくまとめていきたいと思いますので、ぜひまたチェックして頂けますと幸いです。